10/3(sun) 《ぞうれっしゃ》本番
いろいろ考えすぎて、結局一睡も出来ずに朝を迎えました。
とりあえず、最終ゲネプロの前に音出して気分を落ち着かせなきゃ・・・
各ナンバーのリズムパターンも決めたし、選ぶスティック(普通のスティックの他、マレット、ブラシ、ブラスティックなど)も決めたし。
ダイナミックは、音控えすぎて痩せたドラムより、しっかり叩こうと心に決めました。まぁ限度はありますが・・
あとは最後のザッツ。前の晩いろいろ考えて、いつも飛び込むので今日は他が出るのを聴いて瞬時に叩こうと決めました。
ゲネプロでそれをやったら、なんと遅すぎ!マジでやばいっすよ。
ゲネプロのとき思うような演技ができず、涙を流しながらも目線をはずさず芝居を続けている子供を見てウルウルし、完璧なプレイをしてやる!と断固たる決意で臨んでいるのに。控え室でも舞台袖でも落ち着きません。
不意にひらめいたのは、第1部、弦楽合奏団「UFO」によるステージの最中でした。
ある程度ズレるのは当然で、むしろルバートからGO!のときに、ドッパンドッパン細かいビートでやるからズレがやたら目立つんだと。
それなら最初は白玉(2分音符)ビートにして、だんだん細かくしていけば!
昨日気付いていれば、ベースパートの石神知永子(チーコ)さんに同じように、って言えたんだけど。
でも、やっと落ち着いてきました。
ビデオ業者「コンサートシステム」のスタッフで知り合いの中原さんとだべりながらスタンバイ。
伴奏の仲間(ぞうれっしゃ音楽隊)と円陣を組んで、いざ入場。
ゲネプロよりも分厚いバンドのサウンド、実は川畑が急遽セッティングを変えてくれてました。
それに応えるかのように、ステージもあったまってきました。長岡先生の指揮もいつもより煽りこんで熱気あふれる感じ。
菊間君のヴァイオリンがやさしく会場に響きます。
ピアノの麻奈ちゃんの視線が鋭い!集中してるなぁ
川畑とチーコさんのコンビはばっちり。あとできいたら、チーコさんは自分の音が聞こえてなかったそうな。ドラムからはガンガンきてましたよ。
主役の大貫史朗(ふみお)さんは、鋼鉄ような逞しさにくわえて園長役らしい優しさも持ち合わせた見事なもの。いつかこの方で《オテロ》のイヤーゴとか聴いてみたいんだよな。
ぞう使い役4人によるアンサンブル、八千代少年少女合唱団のみなさんによるコーラス、美しくきまってました!
あと、子供議会議長役の男の子も凛としたよく通る元気な声。男性陣のセリフ回しも良かったです。
三砂博さんの演出と武井英夫さんによる振り付けは細かいものでしたが、よくがんばってました。
中盤からお客さんが聴きこんでいるのが伝わり、フィナーレにかけてはとてもよい反応!
カーテンコール〜エンディングにかけては、声もよくでてたし、バンドもかなりアッパーしてたので、かなりフルショットしてしまいました。
音響さんに照明さん、舞台さん、あとアシスタントの大塚さんに出演のみなさんお疲れでした!よいステージでした。
しかしその晩、「あれで良かったのかな?」という不安が・・・収録をみて確かめるしかないですね。
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